シンガポール取引所で日経平均先物二十周年祝典開催


 十一月二十四日、現地時間午前十一時半、シンガポール取引所(SGX)内の特設フロアに歓声が響いた。同取引所・シエ・フーホア最高経営責任者の音頭による「鏡開き」で、ドル建て日経平均先物の取引がスタート。法被に鏡開きという純和風で行われた取引開始のセレモニーには日経から長田常務取締役、日経アジア社三谷社長が主賓として参加した。
日経平均先物は一九八六年に同取引所(当時はシンガポール国際金融取引所=SIMEX)で世界に先駆けて取引を開始した。ことしでちょうど二十年になる。SGXはその祝典開催に合わせて、これまでの円建て取引に加え、ドル建ての先物取引を開始した。

 引き続き行われた二十周年の記念祝典の冒頭で、長田常務取締役が「今や日経平均株価を使った派生商品は、全世界的な規模で取引されている。この時代を作り上げたSGXの貢献に深く感謝します」と祝辞を述べ、出席した同取引所および市場関係者から盛大な拍手を得た。

 SGXは一九九九年にシンガポール証券取引所とSIMEXが合併して発足。日経平均先物は今では同取引所の主力商品として、先物部門の売買の約半分を占めるまでに成長した。

 今後も同取引所の日経平均先物取引の発展を通じて、日経平均株価の普及、日本株マーケットの振興が図られることを願っている。

(電子メディア局・日経アジア社)


2006/11/16, 日本経済新聞 朝刊

 【シンガポール支局】シンガポール取引所(SGX)は米ドル建ての日経平均先物を二十四日、アジアで初めて上場する。日本経済の回復で世界的に日本株投資に関心が高まっており、ドル建ての先物に需要があると判断した。SGXは上場二十周年を迎えた円建て日経平均先物に続く主要商品に育てたい考えだ。

 SGXは東京と取引時間が重なるため、現物株式市場の動きに即座に反応できる。ドル建て日経平均先物をすでに上場しているシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)との間で相互決済を導入することも検討している。CMEでのドル建て日経平均先物の一日平均売買高は一万枚程度と取引は活発。