中国とシンガポール、包括的FTAの交渉妥結

 【シンガポール=野間潔】シンガポール政府は4日、2006年8月に中国と始めた包括的自由貿易協定(FTA)の締結交渉が妥結したと発表した。モノの貿易自由化に加え、サービスや人の移動、投資、経済協力など幅広い自由化を盛り込んだ。両国は10月に北京で開くアジア欧州会議(ASEM)首脳会議の機会に正式調印する予定。

 東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国が中国と包括的FTAを結ぶのは初めて。中シンガポール両国は相互の貿易や投資が加速すると期待している。両国間の07年の貿易額は約916億シンガポールドル(約7兆円)。シンガポールにとって中国は3番目の貿易相手国。シンガポールは中国への直接投資に積極的で、07年末までに330億米ドル以上を投資しており、中国にとって7番目の投資国になっている。